
外観検査ガイドブック
撮像系の設計からAIの選び方、ライン連携、導入の進め方まで

外観検査を自動化するとき、最初の分かれ目は「AIをどう選ぶか」ではありません。カメラとレンズと照明で、欠陥が画像に写っている状態をつくれるかです。写っていないものは、どれだけ優れたロジックでも検出できません。
このガイドブックは、その撮像系の設計から、ルールベースとAIの使い分け、ラインとの連携、PoCの進め方までを一冊にまとめたものです。全8章・62ページ。特定の製品の説明書ではなく、外観検査の自動化を検討するうえで共通して必要になる知識を扱っています。
こんな方に向けた資料です
章ごとに独立しているので、必要なところだけ読む使い方もできます。
- ルールベースの画像検査に携わってきたエンジニアの方
- 生産技術部門に新しく配属された方
- AI外観検査の導入を検討している方
収録内容
全8章に加えて、巻末に導入前チェックリストと用語集を収録しています。
01外観検査の全体像
外観検査が成り立つ4つの段階。「何を不良とするか」を決めることが自動化の出発点である理由と、限度見本での境界の共有。AIでも定義は不要にならないこと。
02撮像系の設計
欠陥から逆算してカメラ・レンズ・照明を決める考え方。エリアとラインスキャン、明視野と暗視野、波長の選び方。欠陥サイズから必要な分解能を逆算する計算例まで。
03判定手法:ルールベースとAI
判定基準を人が書くか、データから学ぶか。それぞれの得意・不得意と、説明性・保守性の違い。「例外の積み重ね」がAIを検討する合図になること。併用という選択肢。
04AIの種類と特徴
出力の違い(分類・検出・領域抽出)と、学び方の違い(教師あり・教師なし)。必要なデータ量の目安と、枚数より大切なこと。現場での学習を必要としないゼロ学習AI。
05画素数・解像度と処理時間
ソフトの裏側で行われる「縮小」と「分割」が、検出と処理時間に与える影響。処理時間の内訳と、処理用PCの選び方。ベンダーを比較するときに確認したいこと。
06事例別・手法選択ガイド
手法を選ぶための3つの問い。欠陥の種類とワークの特性という2つの軸で第一候補を絞り込む方法と、対象別の検討例。
07外部機器連携と自動化
撮像トリガ、DIOとPLC通信の使い分け、異常時の取り決め。タクトタイムと排出までのタイミング、結果とワークを取り違えないための設計。データ記録とトレーサビリティ。
08導入の進め方と落とし穴
PoCの進め方と、本導入につなげるためのポイント。不良品が少ないときのデータの集め方。見逃しと過検出のどちらを優先するか。再学習のルールの決め方と、よくある落とし穴。
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